フリースクール卒業後、どうする?—中学校卒業後の進路選択ガイド
- niigata-sakura
- 4月14日
- 読了時間: 3分
こんにちは。新潟市西区のマンツーマン指導でおなじみの新潟桜塾です。今回は、フリースクールに通う生徒の中学校卒業後の進路について考えてみたいと思います。
「卒業後どうしよう…」という不安
フリースクールでのびのびと学び、自分のペースで過ごしてきた生徒たち。そんな彼ら・彼女らが中学3年生になると、よく聞こえてくるのがこの言葉です。
「みんなは高校に行くけど、自分はどうしたらいいのかわからない」「高校って、行かなきゃダメなのかな?」
答えは一つではありません。だからこそ、「自分に合った道」を見つけることが大切です。
選べる進路はいろいろある
1. 全日制高校(公立・私立)に進学する
最近では、不登校経験のある生徒への理解がある高校も増えてきました。面接で「どうして学校に行けなかったのか」ではなく、「これからどうしたいか」を重視してくれるところもあります。また、今年度から中学の内申書から出席日数の記載はなくなりました。(詳細→高校受験から出席日数が消える!?)
新潟桜塾では、受験希望のある生徒に対しては受験に向けたカリキュラムを組んだり、模試を受けたりなど、意欲的に活動をしています。学習はもちろんですが、入学後を見据えて、生活習慣の改善・グループでの活動でコミュニケーション力の向上などを少しずつ取り入れるようにしています。
2. 通信制高校に進学する
自由な時間割で自宅学習がメインのため、フリースクールでの学びと相性が良い場合も多いです。精神面や対人関係、集団行動に不安がある人は特に注意が必要です。中学3年生の段階で無理に改善していく、負荷をかけるのが難しい生徒もいます。そういう生徒は、通信制高校でゆっくりしたスケジュールの中、徐々に自身の課題を向き合っていき、将来の目標を決めていくことが必要です。 しかし、通信制高校は選ぶのがとても難しいので、注意が必要です。週1回の通学でよいところやオンラインなども増えてきていますが、社会性が身につかなかったり、進路の選択肢が狭まってしまう場合もあるので、本人の意志だけでなく、慎重に選ぶ必要があります。また、新潟桜塾は通信制高校と提携しているので、当校に通学することで高校卒業資格を得る制度もあります。
3. 定時制高校を選ぶ
夜間や昼間に通うスタイルの高校です。年齢の幅も広く、多様な人が集まるので、「普通じゃなくていい」という安心感を持てることも。

進路選びで大切にしたいこと
進路を選ぶときに、一番大切なのは「人からどう思われるか」ではなく、「自分の成長に必要な場所であるか」「自分らしく無理せずいられるか」という視点です。
✔ 一日一日を大切に生きたい ✔ 自分のためにもっと時間を使いたい ✔ 無理をせずに、でも一歩ずつ進みたい
そんな気持ちを言葉にしていくことが、進路選びの第一歩になります。
周りの大人ができること
進路を決めるのは本人ですが、その土台を支えるのは大人の役割。安心して相談できる場所、試してみてもいいと思える環境、選び直してもいいという雰囲気…。それが子どもたちの「挑戦してみよう」に繋がっていきます。
まとめ:進路は「レール」じゃなくて「道」
中学校を卒業したあとに続く道は、まっすぐなレールじゃなくて、**曲がっていても、寄り道してもいい「自分だけの道」**です。
フリースクールに通った時間が、将来の選択において「自分で考える力」「自分らしさを大事にする力」として活きてくることを、私たちは信じています。
新潟桜塾の生徒は約半数が全日制高校に進学しています。高校受験対策にも強いフリースクールはなかなかないので、進路に迷ったとき、どうぞ気軽にご相談ください。一緒に、あなたにぴったりの道を探していきましょう。
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